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読書の秋に読んだ2冊

『小さなチーム、大きな仕事』と『コンビニ人間』。久しぶりに読んだ2冊の、雑な感想。

読書の秋に読んだ2冊 の表紙イラスト

久しぶりに本を読んだ。今回は2冊。雑に感想!

『小さなチーム、大きな仕事』

1章が2〜3ページで、どれも言い切りで終わる。「計画は推測にすぎない」「大きくならなくていい」。迷いがなくて読んでいて気持ちいい。先のことを細かく決めるより、今やることを決めて手を動かせ、という話には結構思想が重なる部分も多くて見てて面白かった。 一方で、成功した人だから言える部分もあるよな、とも思った。ボリュームもちょうどいいし、ふとした時に手に取って読めるような本だった。

『コンビニ人間』

コンビニで18年働く女性の話。主人公の古倉さんは、子どものころから「普通」がよくわからない人で、コンビニのマニュアルに沿って動いているときだけ、ちゃんと世界の一部になれている。

周りから「普通」になれと言われ続ける主人公だが、怖いのは主人公よりもむしろ周りの人たちのほう。結婚は?就職は?と、悪気なく何度も聞いてくる。心配しているようで、実は「自分たちの側に来てほしい」だけに見えた。 普通じゃない人を見ると落ち着かなくて、直したくなる。その感じは、人は結局自分のメリットのためにしか動かない、という部分を描いているようだった。

うらやましかったのは、主人公が自分の居場所をはっきりわかっていること。最後に彼女はコンビニに戻る。それを周りは「おかしい」と思うだろうけど、本人にとってはいちばん自然な選択だった。何が自分に合うのかを、ここまで迷わず言い切れる人はあまりいない。

どちらも短くて読みやすいので、秋の夜にちょうどいいと思う。


【参考文献】ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン『小さなチーム、大きな仕事』(早川書房)

【参考文献】村田沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋)

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