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2つの事業から撤退した話と失敗談

運用代行と海外個人開発ウォッチャー。作るところまでは順調だったのに、どちらも1ヶ月で止めた。実際どう思って、なぜ撤退したのか、次に何をするのかを書いておく。

2つの事業から撤退した話と失敗談 の表紙イラスト

この1ヶ月で始めた2つをどちらも止めた。

9月に作ったEC と SNS の運用代行と、10月に作った海外個人開発ウォッチャー。

リリースの記事には、何を作ったかとどう考えて作ったかを書いた。 こっちには実際やってみてどう思ったのかと、なぜ撤退したのかを書いておく。

作るところまではうまくいってた

先に言っておくとどっちも作るのはすごく楽しかった。

運用代行は、朝起きたらもう今日の応募が終わってる仕組みまで作れた。海外個人開発ウォッチャーも、数千件の投稿を読ませて、日本に同じものがあるかまで調べる流れがちゃんと動いた。

作ってる間はこれはいけるかもって、思ってた。

だから止めると決めたときは正直くやしかった、けど学びかな~~

海外個人開発ウォッチャー:投稿しても埋もれるだけだった

海外個人開発ウォッチャーは、海外の Reddit に書かれた困りごとと、海外の個人開発者が作っているものを毎週集めて、日本にまだないものを探す仕組み。見つけたことを X で発信して、何を作るか迷っている人の地図にしたかった。くわしくはリリースの記事に書いた。

見つけたことを X で投稿し始めてすぐに気づいた。

X にはもう驚き屋がたくさんいる。

「Reddit まとめ」とは名乗っていなくても、話題のリポジトリや、X で外国人がまとめたものを日本人がさらにまとめて紹介する。似たようなことをやっている人が本当に多かった。

僕の投稿はその中に埋もれた。

自分では、日本に同じものがあるかを調べてるところが違いだと思ってた。でも、タイムラインを流れていく1つの投稿で、そこまで読んでくれる人はいない。読む側から見たら、海外の話題を紹介してるアカウントが1つ増えただけだった。

完全にレッドオーシャンだった。

ここで勝つには、中身よりフォロワーの数や投稿の速さで競うことになる。それは僕がやりたいことじゃなかったし、今から追いかけても勝てる気がしなかった。それで止めることにした。

運用代行:1件100円にも満たなかった

運用代行は、ネットショップの商品登録や SNS の定期投稿みたいな、毎週おなじ手順をくり返す仕事を、裏側で AI に動いてもらって引き受ける事業。求人を探して応募するところまで、仕組みで自動にした。くわしくはリリースの記事に書いた。

運用代行は、応募まで自動でできるようになった。でも応募する先の案件のほうが問題だった。

まず、クラウドソーシングの単価がどんどん下がってた。それから、やっぱり同じように代行をやっている競合が多い。集団心理だ、、

実績がない状態で拾える案件は1件100円にも満たないようなものばかり。しかも、いざ話を聞いてみると、書いてある単価と違ったりする。

これを見て、ビジネスモデルとして微妙だなと思った。

応募をどれだけ自動にしても、元の単価が低ければ意味がない。実績を積めば単価は上がるのかもしれないけど、そのために100円の案件を何十件もこなすのは、AI に任せるとしても割に合わない。

効率よく安い仕事を取りにいく仕組みを作ってしまった、というのがいちばん近い気持ち笑

なんで作る前に気づけなかったのか

並べてみると2つは同じところでつまずいてた。

どっちも、同じことをやっている人がどれだけいるかを、始める前にちゃんと見てなかった。

海外個人開発ウォッチャーでは、日本に同じサービスがあるかをあれだけ調べてたのに、自分の発信に同じような人がいるかは調べてなかった。運用代行も、求人票の数は数えたけど、同じ案件を取りにいく人の数は数えてなかった。

人には「空いてる場所を探そう」と言いながら自分の足元は見てなかった。

たぶん、作るのが楽しすぎて調べるより先に手が動いてた。

もうひとつの理由:やりたいことが見つかった

撤退した理由は、もうひとつある。

実は今、新しいサービスを展開する準備をしてる。まだ公開してないので、中身はまだ書けないけど、そっちに時間を全部使いたくなった。

きっかけは、自分が何年も当事者として関わってきた分野。そこでは、10年くらい前から仕組みがほとんど変わってなくて、みんな不便なところを手作業で埋めてる。ほかの分野ではとっくに当たり前になった便利さが、そこにだけ届いてない。

しかも、それを変えようとしてる人がほとんどいない。

今回の2つは、同じことをやってる人が多すぎて負けた。逆にこっちは、自分がいちばん不便さを知っていて、競合もほとんど見当たらない。反省したことの裏返しみたいな場所だった。

だったら勝ち目の薄い2つを続けるより、こっちに全部かけたほうがいいと思った。

止めてみて

くやしいけど1ヶ月で損切りできたのはよかったと思ってる。半年続けてから気づくよりずっといい。

それに、作った仕組みは手元に残ってる。求人を集めて判定する流れも、海外の投稿を読んで日本と比べる流れも、別のことに使えそう。特に後者はなにか面白い形に変えてまたリリースできないかを検討中。

新しいほうは今回の反省をいかして、作る前に同じことをやってる人を国内も海外もちゃんと調べてから始めた。

新しく始める仕事の大半は失敗するって、頭では分かってる。それでも、やっぱり何かを始めるときのワクワクには勝てない笑

出せる日が来たら、またここで書きます〜

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